副業禁止の会社で地道に懇願したら【会社が副業を許可しない理由】が解った

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会社が副業を許可しない理由のアイキャッチ画像仕事・副業・人付き合い
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こんばんは、政府の「働き方改革」のおかげで、月に20~40あった残業がズバッとなくなりました。
月刊だと、手取りで5万円前後、年間でおおよを5,60万の収入が減った。
もうすぐ2年ほど経つので、100万ほど収入が減ったことになります。
100万あれば何が出来たかを考えると……。本当に「働き方改革」が恨めしい。

出典:https://doda.jp/guide/heikin/age/

40代女性の平均年収まであと少し、ってところだったのに一気に、30代女性くらいまでランクダウンよ。

会社で残業禁止令が発布されて、実際に実施された初年度は非常に苦しかった。
前年度の収入を元に計算された税金などの経費が天引きされていたので、「おいおい、初任給並みの手取り……」と違う意味で手に汗を握った、首筋に冷や汗をかいた。

このときは、まじで、「働き方改革」は、私を殺す気なんじゃないかと思った。
このままでは明るい未来は見えてこないと、どうにかしないとと考える。

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激減した収入をどうにかしないとと考える

残業代が0になり、大幅に収入の減った私は、どうにかしないとと、考えあぐねてみる。
『転職』『フリーランス』『副業』と、3つの道が頭に浮かんだ。

まず、転職。
40代で転職なんて不利は不利。私のスキルを持ってすれば出来るかもしれないけど、20代の転職に比べたら大変そう。
それに、結構好きなんだ今の会社。好きなことをして、お金がもらえるなんて最高じゃん。
しかし、生きるためには、それも捨てざるを得ないかと思うとちょっぴり寂しくなった。

次に、フリーランス。
ブログを毎日書くことすら続かない私が、本業をやめたとしたら、とりあえずサボると思う。貯蓄が底をつくまでサボりそうな気がする。そんな強いマインドは無い。

そして、消去法で残ったのが副業。
万一うまくいかなくても本業の収入は確保してるので、始めるにはリスクが少なめで良い。
それに、政府も進めている副業なら、問題ないだろう。と思った。

しかし、私が勤める会社の就業規則では、副業が禁止だった。

こっそり副業っていう手もあるけど、年末調整の時期が来たら黙っておくわけにもいかないしね。
そんな度胸も無く、ひたすら上司に、どうにか副業できないかと折々に攻撃を仕掛け続けました。

隙あらば、こつこつ上司に「収入激減やべぇっす」「副業ですかねー」「Youtubaになったほうがいいですかねー」と、雑談ぽく攻撃してみたり、「嫌なら辞めろってことかもですけど、かなり苦しいです」と、切々に攻めたり、あえて検索履歴に転職サイトなどの履歴を残してみたりしました。

それが功を奏したのかはわかりませんが、結果、同意書を交わすことで、副業の許可が出ました。これで、ひとまず動くことができます。副業の許可が出るまでに、折あれば上司に副業の話を何度もしました。その間、副業をしぶる理由が見えてきました。

今回はそれをまとめてみます。

<副業禁止の理由1>本業に支障をきたしてはいけない

先に、就業規則で副業は禁止とあるが「投資」や「兼業農家」での副収入は認められている。禁止の副業としては扱われない。
コレを見たときに、田んぼを買って「米でも作るか」と、脳裏をよぎったが、素人には難しすぎると断念した。

「投資」は、投資できるほどの知識も実弾(余剰資金)もないし、賭け事はするなと、死んだおばーちゃんが言ってたし。
「投資」と「賭け事」は違うものですが、どちらもよくわからない世界なので、手を出したくは無い。

どんなことが禁止なのかというと、コンビニでアルバイトしたり、内職をしたり、本業の会社以外で就労することは禁止されている。
夜はコンビニ、昼は本業。おまえいつ寝てんの?きちんと仕事できてんの?といった状況になりかねないからである。
また、本業を休んで、本当は副業アルバイトに出社していた。なんてこともあり得るからだ。

他で働くための有給休暇、集中力散漫を踏まえてないので、お給料分はしっかりキッチリ働いて欲しいというこである。

そもそも、私がキッチリ働くから、これだけのお給料を支払いますよ。ということで、雇ってもらっているのだから、他社の副業のせいで注意散漫やお休みが増えたとなれば、本業の会社としては見合った話では無いのです。

いくら私が、「支障はきたしません!」「支障きたしてないです!」「問題ありません、いつも通り働いています!」
といったところで、確かめるすべがないので、判断が難しい。よって、他の会社に雇われる形の副業は全面禁止なのだ。

<副業禁止の理由2>同業他社で敵になられても……

あなたが転職や復業するとしたら、どんな職業を選びますか?全く異なる業種を選ぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、ひとまず、職業を探すとなると、今まで培ったスキルが生かせる職場、自分の経験に基づいて転職しがちですよね?

ということは、似ている業種に就業しがちということです。

万一、本業の内部情報が同業他社に漏れたり、本業の収益を同業他社がに食われたり、なことも起こりかねないかも?というもあるそうです。

単純に、本業の敵が本業で働いているという、カオスな状況になるわけです。

<副業禁止の理由3>本業+副業で1日8時間越えたものは割増賃金

これは以外と知らない人が多いかもしれない。

日本の法律では、法定労働時間というものが定められている。
1日に8時間/1週間に40時間だ。

厚生労働省のサイトにもきっちり記載してある。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html

法定の労働時間、休憩、休日
  • 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
  • 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
  • 使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。

そして、本業と副業のダブルワークでの、合計労働時間が、1日8時間を越えたものは、残業分の割増賃金を支払いが必要になるのです。

たとえば、本業で8時間勤務し。副業のコンビニで4時間働く。
合計で12時間働いたことになる。超過した4時間分は、どちらかの会社が残業分の割増賃金を支払わなければならないのだ。

さて、それをどちらが支払うか・・・?これが、なかなか面倒なのだ。

そもそも、本業や副業はダブルワークをする本人が、メインとサブを言い分けてるだけであって、どちらの会社からしても、正規に雇っている人間である。

どちらの会社も、「いやいやうちでは法定労働時間内なんだから」とか、「いやいや、うちは副業だからとか」などと、どちらもそう言いはじめて、ややこしいことになるのである。

私の勤める会社は、こういったルールを遵守する会社だ。正直、ホワイトだと思っている。
上司はルールを守っているだけと笑って言うが、ブラックブラックと騒がれる昨今、ルールを守ってくれるだけでも、働きやすい環境であることは間違いない。

これが、副業を禁止する理由でもっとも、幅をきかせているように思う。

そんな会社だから、残業代もキッチリ出ていた。
好きな仕事で好きなだけ残業できて……。私にとってはパラダイスだったのに……。
本当に「働き方改革」は恨めしい。

残業の割増賃金問題があるから、大手は正社員を……

「働き方改革」で、正社員に副業を許可する代わりにフリーランス(個人事業主)になれば、副業してもいいよ~。と、タニタあたりが働き方の新制度を実施している。

フリーランスを希望すれば、コレまで通りうちでも仕事してもらって、副業もしていいよ~。ということである。

なぜ、フリーランス(個人事業主)なら副業がOKになるのか。
1日8時間超過分の割増賃金どちらが払う問題の対象外だからなのだ。

これって、首を切りやすくなるんじゃないかっていう恐ろしい仕組みだと思う。「働き方改革」は悪い方に改革されてるのではないかとにわかに思う。大手がやっちゃうっていうのも、また怖いよね。

出来る人はますます収入が増え、出来ない人は職を失う。格差が広がるんじゃないかと思う。

おまけ:副業は禁止だけどコレなら良いよと言われた2案

副業の許可は出せないけど、これならいいんじゃね?と上司から、おすすめされたものがある。

上司「あぁ~。動画をアップロードするのはダメってなってないから、ユーチューバーにでもなったら?」

上司「ネットに日記を書く」っていうのは副業とされてないから、ブログでお小遣い稼ぎしたら?」

という2つだ。

今やネットで収入を得ようとする人は五万といる。金を積んで記事を書いてしまえば、一瞬で、膨大な記事数のブログができあがる時代だ。

ユーチューバーは動画編集に時間がとられそうなのと、ネタがないので出来そうに無い。
ブログは、始めてみたのだけど、このブログが2019年の記事と、2021年の記事しかないことで、私の継続力のなさがうかがえる。
2020年は、ほとんど動いていない。ブログは収益化には成功しなかった。

30記事くらい書いて放置していたけど、アフィリエイトとAdSenseのトータルで3000円くらいにはなったよ。
毎日稼働させていたら……。と思うと悔やまれるけど後の祭りだw

さて、今回は、企業が副業を許可しない理由をまとめてみました。

最後に政府に言いたい。「働き方改革」ひどい労働や過酷な労働をしいられている方に取っては耳障りの良い改革だろう。

しかし、1つの会社で、根を詰めて働くんじゃなくて、副業しようよ~!っていうのは――。

結局、働いてるじゃん。っていう事実。
あっちのことも、こっちのことも考えなきゃいけないから、ダブルワークしているほうが、余裕無くなる気がするんです。

結果、私は、本業の会社から副業の許可を得るのですが、私は本業1本の方が、幸せだった。
「働き方改革」が、どうにか、1本道が好きな人にも、幸せになれるように、修正されることを祈ります。

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