頭の固い男性おじさん上司だと心が折れる本『ネットで女性にものを売る』

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ネットで女性に売るのアイキャッチサイト作りのメモ
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私は職場でEC部門に在籍している。
女性向けの商品を紹介するページを週1~2のペースで作っている。
こうかくと、大規模な企業を想像されるかもしれないけど、HTMLやCSS、Javascript,perlなどのWEB系プログラムが解るのは、私と社長しか居ない。
それくらい小規模なEC部門だ。中小企業に良くある構成だ。

そんな私の直属の上司は社長(男)だ。
まだまだ、同業者がネット販売に力を入れてなかった頃から、我が社のオンラインは手を入れていたので、そりゃもうウハウハだったと思うw
しかし、そんなことも長くは続かず、どしどしネット販売に参入してくる同業者や海外の安い商品の台頭。
徐々に売り上げは下がり、ついには、ピーク時の半分以下に。

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落ちた売り上げをどうにかして取り戻したい

社長から、「オンラインで売れなくなった」「売れなくなったー」「どうにかしないとぉ~」という、愚痴とも指示とも言えない言葉を聞き続ける。
自分なりに試行錯誤はするものの、思ったほど売り上げは上がらない。

私なりに勉強して、売れると思って商品紹介のページを書けば、文章がアホっぽいとかクドイとか言われ、大幅にキラキラした文面がカットとなったことも、たくさんある。褒められた事なんて一度も無い。自信を持って書いた、女性受けしそうなキラキラした部分だけ、なぜか否定される。

売れないのは、私のせいじゃない!
売れるものを企画できないからいけないんだ!と人様のせいにしたり、おじさんだから、この良さが解らないのよ!とイライラしたりもした。

社長が望む構成は、「写真とシンプルなテキスト」だった。
それじゃものは売れない!と、
テキスト量が少ないとGoogle検索で、同業に勝てない!と、何度も何度も言い合いをしたこともある。

毎回提出してはダメをくらい、大幅に書き換える。
毎回、繰り返される行程に、正直、転職も脳裏をよぎった。

とうとう私は、「売れなくてもいいから社長が気に入るページだけ作ればいい」と、仕事を投げた。
「言われたことを言われたようにやる」ただただ、作業をこなす事に徹した。
それなりの情熱や仕事に当たってたはずなのに、否定されつづけて、燃え尽きた。心が折れた。
そうしないと自分が壊れそうだったからだ。

情熱を失い、試行錯誤することをやめた

いつしか、社長好みのシンプルでおもしろみの無い文章が書かれページばかりが、ECサイトに並ぶようになった。
相変わらず、売り上げは上がらない。
目立って売れているものといえば、定番アイテムだけ。
紹介ページを作るコストを掛けなくても売れる商品だけだった。

社長好みのシンプルな構成を作ることはすこぶる簡単だった。
私へのだめ出しもすごく減った。

「ネットで女性に売る」を買ってみた

心が健康になってきた。しばらくして、モチベーションを取り戻したあたりで、ちょうどAmazonで目に付いたこの本を買ってみた。

結論からいうと、この本には、今まで私が社長にダメを出された部分のようなことばかりが書かれていた。

私が今までやってきたことは間違っていなかった」と、ス~~~~~~~~っと気持ちが楽になった。

頭の固い男性ばかりが上司の会社。
女性の心理が理解できないおじさんばかりが、権限を持っている会社の平社員は読んでは行けない本だ。
この本を武器に、上司と闘っても、通じないのだから、いつしか心が折れてしまう。

女性は、「生まれながらにシンデレラ」なのである。
無駄と思えてもパッケージが可愛ければ、女性にはものが売れるのです。

これが、おじさん上司には理解できない。
この本に書いてあることを、自信満々でやってしまうと、お堅い頭のおじさんたちに、真っ向からダメをもらうし、喧嘩上等になってしまう。
「こうやったら売れるのに」と解っているのに上層部はOKを出さない。そんな日々が続くことでしょう、きっと平和な会社員生活は送れなくなるだろう。

逆に、この本に書いてあることを、疑いながらも実践していけるおじさん上司なら、その会社に未来はあると思う。

購入から数年経った今

この本のせいか、単にコロナ禍でネットの需要が増えただけか、わからないが、ここ2年ほど売り上げはちょっぴりだが上がっている

情熱を失い、心が折れたた日々から、私も成長した。
頭ごなしに社長から降ってくる否定やダメに、この本に出てくる、育毛剤の例えや、シンデレラのたとえをつかって、冷静に社長に根拠を説明できるようになった。

商品紹介の読み物ページを作る担当も、4人に増えた。4人とも女性だ。
女性の気持ちを代弁してくれるような仲間も増えた。

人数が増えて、またちょっぴり売り上げが上がった

当時は、コンテンツに対する、批判やダメを、私一人で受けていて、私がダメ人間なんじゃないかと思って、暗い気持ちで過ごしていた日々。

そして、この本のおかげか――。
昔、私が「これで売れるぞ~!」と嬉々として書いていたようなコンテンツを他の4人もつくる
ちょっとだけザマァと思っているww

そんなこんなで、少しずつ売り上げも上がりつつあります。

男性から見ると、「アホっぽい」「バカっぽい」「くどい」といった、紹介方法であっても、女性にはものが売れるのだ。
そこを越えられない上司なら、この本読まない方がいい。
売り上げはあがらなくとも、知らない方がいい。

そんなことばかりが書いてある本です。

これから、ただただ、ネットで女性にものを売りたい方は、読んで欲しい1冊です。
男性であるなら、バカバカしいと思いそうなことが、たくさん書いてあります。そこを、バカバカしいとおもわず、最後まで読んで実践していただきたい。

すぐに結果がでるような、手法ではないが、頻繁に、商品の紹介ページや、使い心地のページを掲載するようなサイトであるなら、この本に載っているキャッチコピーの作り方や、文章をこつこつ作り続けることで、売り上げの底上げに、貢献してくれると、私は思っています。

気づけば、パート2も出てるんだ。レビューが良くないから、気になるけど買わないかな~。

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